首・背中・腰の痛み

首・背中・腰の痛みとは

首や背中・腰の痛みは、背中のどこら辺で痛むか、あるいはどのような痛みがあるかによって疑われる病気が異なります。当院では、患者様から痛みの部位や様子を伺いするとともに検査を行い、適切な治療をご提案していきます。お気軽にご相談ください。

首・背中・腰の痛みの原因

首・背中・腰の痛みの原因として、首や肋骨、背中、腰など様々なものが考えらえます。下記、具体的に考えられる病気と付随する症状について説明していきます。

首が原因の場合

頸椎は背骨の上部に位置する7つの椎骨で構成される部分です。この部分は、脊髄と脳を繋ぐ複雑な部分で、また平均6~8kgあると言われる頭部を常に支えて負担が罹り続けています。そのため、経年による障害や転倒や事故などで瞬間的に強い負荷がかかることによる障害などが原因で痛みが起こりやすくなっています。
また、頸椎の間でクッションの役割を果たす椎間板も、加齢などの負担で劣化し、外をとりまく繊維輪が劣化し、髄核という内容物が飛び出して、脊髄や神経根などを圧迫することによる神経的な痛みも起こります。さらに運動や仕事の偏った姿勢などで頸部を支える後頭下筋群の過労が生じることで起こる炎症による痛みもあります。

主な病気

  • 頚椎椎間板ヘルニア
  • 頚椎症

付随する症状

首が原因の場合、首・背中・腰の痛みとともに熱感や排尿障害、歩きづらい、上肢(指)の感覚障害、痛みによる可動域や日常生活の制限といった症状を来すことがあります。

肋骨が原因の場合

肋骨は胸の前中央にある胸骨と胸椎とを繋ぐ弓状の細長い骨で、左右それぞれに12本ずつ、計24本でできており、背骨、胸骨、肋骨で胸郭を構成し、肺などの内臓を守っています。肋骨の下には肋間神経や肋間動脈・静脈が走っています。この神経が何らかの原因で障害されると神経痛を起こします。また事故などで肋骨自体が強い衝撃を受けることでも痛みが発生します。

主な病気

  • 肋骨骨折
  • 肋間神経痛
  • 気胸

付随する症状

肋骨に原因のある場合、首・背中・腰の痛みとともに熱感や呼吸困難といった症状を来すことがあります。

背中が原因の場合

脊柱で背中の部分を構成するのは、12個の椎骨から成る胸椎です。しかし胸椎部分はほとんど大きな動きをしないため、椎間板ヘルニアなどを発症することはあまり多くありません。背中が痛む場合、無理な姿勢や過度の運動による筋肉の疲労、運動不足による筋力低下、長時間同じ姿勢でいるための血流の鬱滞などが原因として考えられます。稀な例ですが、椎骨の腫瘍といった骨の疾患もあります。
しかし、背中の痛みの多くは心臓や膵臓、腎臓、肝臓といった内臓の疾患による痛みです。外科的な異常が無いのに背中の痛みが続くような場合には、お早めに内科などを受診してください。

主な病気

  • 心筋梗塞
  • 狭心症
  • 尿路結石
  • 腎盂腎炎
  • 胆石症
  • 帯状疱疹ヘルペス
  • 肋間神経痛
  • むち打ち症
  • 脊椎管狭窄症
  • 椎間板ヘルニア
  • 胸椎圧迫骨折

付随する症状

背中に原因のある場合、熱感や痛みによる可動域の制限といった症状を来すこともあります。

腰が原因の場合

腰の痛みの原因としては、腰椎を構成する骨や椎間板の障害による炎症や神経からくる痛みといった腰を構成する組織自体の故障の他に、内臓の疾患による痛みも考えられます。
腰は動作の基本となる重要な部分です。そこに運動による負荷、仕事などで無理な姿勢を続けて負担がかかり、筋肉や腱などが炎症を起こすことで痛みが起こります。また、過負荷や加齢による椎間板の劣化によって、飛び出した髄核が神経を圧迫することで起こる痛みや、ストレスなどによって自律神経のバランスが崩れることで起こる腰痛もあります。
さらに整形外科的には問題が無いのに腰痛が続く場合には、消化器などに疾患があるケースが考えられますので、内科などを受診することをお勧めしています。

主な病気

付随する症状

腰が原因の場合、熱感や可動域の制限、内出血といった症状を来すことがあります。

背中のどこら辺が痛みますか?

肩甲骨周辺が痛む場合

姿勢

パソコンやスマートフォンの操作では、じっとモニターを見るため、頸の負担の他にも、猫背になって肩甲骨に負担がかかる傾向があります。そのため、背中に痛みを生じる傾向があります。偏った姿勢をとることが多い人は、パソコンのモニターの高さを調節したり、スマートフォンを見る時間を減らしたりするなど、生活の見直しが大切です。

ストレス

ストレスや過労によって自律神経のバランスが崩れると痛みなどの不調が起こる可能性があります。
ストレスをため込まない、適度に休息をとる、規則正しい生活をするといったことを意識して過ごしましょう。


筋肉痛

過度のスポーツや仕事による背筋への負荷、血流低下による僧帽筋の張りやこわばりなどで痛みなどの症状が起こることがあります。運動は適度にとどめ、マッサージやストレッチなどで十分に準備運動やクールダウンを行いましょう。

 

背中中央周辺が痛む場合

脊髄神経の圧迫または損傷

加齢や強い力が加わることで、椎間板が障害されたり、骨や筋肉・腱などの周辺組織が変形したり損傷したりすることで、背中の中央が痛みます。頸椎で起こると上肢に、腰椎で起こると下肢に痺れなどの症状が起こることもあります。

原因不明(ストレス)

強いストレスを受けることで、人は自身を守るために自律神経のバランスが崩れ、交感神経が強く活性化した状態になります。その場合、痛みを感じやすくなることがあります。

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